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サーミスタ44033 を使用した回路例を2種類示します。
サーミスタは、素子自身に流す電流 Is による自己加熱によって測定誤差が生じます。
電流 Is は熱放散定数 (詳細資料を参照して下さい)により規定できます。
例として44033 の熱放散定数は、良く攪拌された油槽中で 8mW/℃以上、静止空気中で1mW/℃以上です。

下記回路では Is を100μA としました。0℃におけるサーミスタ抵抗値は7355Ωです。
自己加熱Pは、
           P=VI=0.0001*0.0001*7355
            =0.074(mW)

従って静止空気中での△T は、
         となります。

サーミスタ電流 Is を定電流とした回路例を示します。
出力電圧はサーミスタ抵抗値表に比例しているため AD 変換後のデータは、Steinhart and Hart 式によりサーミスタ
抵抗値を温度に変換できます。

サーミスタに定電圧を加える回路例を示します。
サーミスタ電流Isは温度によって変化しますので、出力電圧はサーミスタ抵抗値表に比例せず回路によって異なります。 
AD 変換後のデータを、温度に変換するには、最小自乗法による近似式を作る必要があります。



    サーミリニア44201 を抵抗モード、定電流とした回路例です。44201には、R1=3200Ω、R2=6250Ωが付属します。
    44201の電流 Is=100μAとします。合成抵抗値は次式で示されます。計算例を下表に示します。

      Rt = (−17.115)T + 2768.23 Ω

    1Vフルスケールのデジタルパネルメータへ接続し、小数点位置を10mVの位置に 固定すれば、
    温度を 0.0℃〜100.0℃ として直読できます。




       上記回路例の各部電圧
         @44201合成抵抗値
         Aの位置の電圧
         Bの位置の電圧
         C出力


温度℃ @44201合成抵抗値Ω A電圧V B電圧V C出力V
0 2768.23 0.2768 0.000000 0.000
5 2682.66 0.2683 -0.008557 0.050
10 2597.08 0.2597 -0.017115 0.100
15 2511.51 0.2512 -0.025673 0.150
20 2425.93 0.2426 -0.034230 0.200
25 2340.36 0.2340 -0.042788 0.250
30 2254.78 0.2255 -0.051345 0.300
35 2169.21 0.2169 -0.059903 0.350
40 2083.63 0.2084 -0.068460 0.400
45 1998.06 0.1998 -0.077018 0.450
50 1912.48 0.1912 -0.085575 0.500
55 1826.91 0.1827 -0.094133 0.550
60 1741.33 0.1741 -0.102690 0.600
65 1655.76 0.1656 -0.111248 0.650
70 1570.18 0.1570 -0.119805 0.700
75 1484.61 0.1485 -0.128363 0.750
80 1399.03 0.1399 -0.136920 0.800
85 1313.46 0.1313 -0.145478 0.850
90 1227.88 0.1228 -0.154035 0.900
95 1142.31 0.1142 -0.162593 0.950
100 1056.73 0.1057 -0.171150 1.000

 

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